観光庁は3日、新たに設置した「若者旅行を応援する観光庁長官賞」で、20代を中心とする若者の旅行振興につながる取り組みの募集を開始した。募集するのは地方自治体や企業、NPO、個人の取り組み。自薦、他薦を問わないが、修学旅行に関するものは除く。応募締め切りは来年2月28日。
旅行離れが指摘される若者の旅行を促進することは、旅行市場の維持、拡大に関わる重要課題として対策が求められている。観光庁は「今しかできない旅がある」のキャッチフレーズのもと、長官賞を創設した。
審査委員会を設置し、長官賞、奨励賞、10地域別のブロック賞を選ぶ。受賞者の発表、表彰式は来年6月ごろを予定している。
審査の基準には、(1)若者に対し新しい価値を提供するテーマや新しいセグメントへのアプローチなどが盛り込まれ、需要開拓への貢献度が高い取り組み(2)関係団体や活動地域のニーズ、特性を十分に把握し、住民コミュニティなどと連携、協働した取り組み(3)若者自身による発案や若者の意見を反映させるなど、若者との協働による取り組み—などを挙げている。
応募は専用の書式を使用して電子メールで送付する。詳しくは観光庁のホームページまで。