茨城県は「よしもと芸人」とタッグを組んで「いばらきを知ろう! 大キャンペーン」をスタートさせた。1日に東京都中央区の茨城マルシェで行われた会見で、同県出身の芸人、ピースの綾部祐二さん(古河市)と、渡辺直美さん(石岡市)が宣伝隊長に委嘱された。2人はキャンペーンスローガンを「なめんなよ♥いばらき県」にすると発表した。
茨城県は日経リサーチの「地域ブランド力調査」では最下位の47位、ブランド総合研究所の「魅力度ランキング」では、12年に46位になったものの、最下位の常連でその魅力がまだ日本全国に知られていない。このたび県出身のよしもと芸人が宣伝隊となり、まだ「知られていないだけ」の県の魅力を発信し、イメージアップと、魅力度ランキング最下位からの脱出を図る。
会見であいさつした橋本昌知事は「県外の人は、鹿島やつくばのことは知っていても、茨城県のことはあまり知らない。これからは茨城の名前を売り出したい」と述べた。よしもと芸人を起用したキャンペーンについては「よしもとには茨城出身者が多い。宣伝をしてもらい、少しでも茨城を知ってもらうきっかけになれば」と語った。
宣伝隊長に就任した綾部さんと渡辺さんはキャンペーンスローガンをなめんなよ♥いばらき県にすると発表。“強気”のスローガンでキャンペーンを盛りあげ、魅力度ランキング1位を目指すと宣言した。2人のほかにも、よしもと所属の同県出身のタレントがいばらき宣伝隊として活動する。テレビ番組など、タレント活動の中で「いばらきネタ」によるPRを行い、同県の認知度向上やイメージアップを図る。
綾部さんと渡辺さんは「東京から近いのに温泉が意外と知られてない」と話し、大子温泉と五浦温泉の魅力を紹介。その他にも茨城メロンやトマトジュース、常陸牛などの特産品、家族やカップルでも楽しめる海水浴場をアピールした。
同キャンペーンは来年3月まで行われる。