JTB協定旅館ホテル連盟は2、3日、会員旅館・ホテルの若手経営者・幹部を対象に08年度第1回「トップマネージメントセミナー」を東京都多摩市のJTB研修施設で開いた。「売上増につながる攻めの商品づくり」がテーマ。石灯りの館・花樹海(香川県高松市)の三矢昌洋社長やJTBの佐々木隆会長をはじめ、攻めの商品づくりの実践者である観光関係者が講師となり、参加者に広範な助言を送った。
初日に登壇した花樹海の三矢社長は「最大の売上、最小の経費そして個性を活かした商品づくり」をテーマに基調講演。熱く切れ味の良い語り口で、「現実に即した目標を社員と共有化すること」「セールスマンによる営業で近場を攻めろ」などと、自らの経験で築き上げた経営ノウハウを惜しげもなく披露した。
パネルディスカッションでは、一の坊(宮城県・松島)の佐々木裕次郎・総支配人室長、湖山亭うぶや(山梨県・河口湖)の外川一哉常務、京都ホテルオークラの森岡昌也・販売促進部次長、ホテル白菊(大分県・別府温泉)の西田陽一社長がパネラーとなり、売上増、単価アップにつながる商品づくりのポイントについて実例を語った。佐々木JTB会長は「マーケットの変化とJTBの改革」を解説していた。
翌3日は、JTB九州の小俣郁雄取締役や弁護士の三浦雅生氏らがそれぞれの分野から語った。
セミナーには約50人が参加した。