純ジャパが日本に来る外国人に案内したいモノやコト


 講談社は5日、留学や海外生活の経験がなく、日本の学校で英語を学んだ人“純ジャパ”の20代~60代男女1,000人を対象に、外国人とのコミュニケーションに欠かせない英会話力についてのアンケート調査を行い、結果を発表した。

 英会話力が高まったら、外国人観光客とどんなコミュニケーションをしたいかとの問いでは、「日常会話を楽しみたい」(75.2%)が圧倒的に多く、次いで「日本の食べ物を一緒に食べたい」(24.6%)、「日本の伝統文化の紹介」(15.3%)、「全国の観光地の案内」(11.9%)の順となった。

 

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 外国人観光客に英語で紹介したい日本の食べ物を聞くと、「天ぷら」(38.7%)、「江戸前寿司」(33.2%)、「お好み焼き」「たこ焼き」(同率31.9%)、「おにぎり」(31.2%)の順となった[図16]。

 また、英語で案内したい観光地は、「金閣寺・銀閣寺(京都府)」(36.5%)、「清水寺(京都府)」(31.6%)、「伊勢神宮(三重県)」(27.1%)、「富士山(静岡県・山梨県)」(26.9%)、「原爆ドーム(広島県)」(26.8%)の順だった[図17]。

 一方、英語で紹介したい今の日本文化は、「回転寿司」(47.6%)、「100円ショップ」(36.8%)、「東京スカイツリー」(28.9%)、「銭湯・スーパー銭湯」(26.2%)、「東京タワー」(25.7%)の順となっている[図18]。

 

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 上記の英語で紹介したい「食べ物」「観光地」「今の日本文化」について、そのランキングを東京と大阪で比較した。

 食べ物は、東京人が1位「江戸前寿司」(44.0%)、2位「天ぷら」(42.9%)と順当なのに対し、大阪人は1位「お好み焼き」(47.5%)、2位「たこ焼き」(45.9%)と粉もんが上位を占め、3位に「天ぷら」(37.7%)が来るものの、以下、「おにぎり」(31.1%)、「おでん」(27.9%)と庶民的なメニューが続いた。食いだおれの町・大阪の気取らない側面が垣間見える[図19]。

 観光地に関しては、東京人の1位は「鎌倉(神奈川県)」(40.6%)、大阪人の1位は「大阪(USJ/あべのハルカス)(大阪府)」(50.9%)とどちらも地元志向で、わが町の自慢のランドマークを紹介したいと望んでいるようだ[図20]。

 今の日本文化では、東京人も大阪人も「回転寿司」(東京48.5%、大阪51.0%)が1位となり、「回転寿司」の人気の高さがうかがえる[図21]。

 
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