福島県のアンテナショップ「八重洲観光交流館」(東京・中央区)がオープン1周年を迎えた。9日には記念セレモニーを開き、佐藤雄平県知事や観光交流大使を務める同県出身の女優の白羽ゆりさんらが出席。来場者には福島直送の旬の野菜をプレゼントした。
観光案内や物販を担っていた「ふくしま会館」(東京・上野)の閉鎖に伴い、昨年7月11日、東京駅八重洲南口にオープンした。福島の銘菓「ままどおる」や薄皮饅頭、喜多方ラーメン、地酒などを販売。観光パンフレットなどを備え、観光情報も発信している。年間の来場者数は約16万7千人に達している。
セレモニーで佐藤知事は「福島には浜通り、中通り、会津地方と3つのエリアがあり、それぞれに魅力がある。自然、食べ物、そして人柄がよいのが福島県だ。交流館の1周年を機にさらに多くの方々と交流できるよう期待している」とあいさつした。
観光交流大使の白羽さんは、元宝塚歌劇団のトップスターで現在は女優として幅広く活躍している。「さまざまなメディアで福島県をPRしています。福島の皆さまに恩返しができるようがんばりたい」と笑顔で語った。
佐藤知事や白羽さんらは、福島県から直送されたアスパラガス、キュウリ、ミニトマトの詰め合わせを来場者約200人に店頭で手渡した。
このほか1周年記念イベントとして11日までの3日間、温泉宿泊券や特産品が当たる抽選会などを行った。
オープン1周年の式典