福井県勝山市は、8月に初開催するガールズ音楽フェスティバル「ダイノソニック」に向け、アイドルや音楽バンドなど3組を勝山市のPR役として大使に任命した。4月26日に東京都内のホテルで任命式を行い、山岸正裕市長が委嘱状を手渡した。2015年の北陸新幹線の金沢開業、来年度の市制60周年なども踏まえ、誘客への情報発信を強化する。
勝山市は、恐竜化石の産出量が日本一で、市内の福井県恐竜博物館には年間50万人が訪れる。8月24日に勝山市民会館で開くガールズ音楽フェスティバルのタイトルも恐竜を指す英語「ダイナソー」にちなんだ。
任命した大使は、「勝山市恐竜大使」に5人組のガールズ・ダンス・ボーカルグループの東京女子流、「勝山市Web大使」に7人で活動するガールズダンスユニットのDANCEROID、「勝山市音楽大使」に5人組バンドのアーバンギャルド。3組はダイノソニックへの参加が決まっている。
任命式で山岸市長は「勝山市の魅力は全国にはまだまだ認知されていないので、大使の情報発信力に期待している。音楽フェスをきっかけに多くの方に勝山市に来てほしい」とあいさつ。北陸新幹線の金沢開業に伴う誘客では「勝山市に来てもらう仕掛けを講じていきたい」と意欲を示した。
恐竜大使に就任した東京女子流の山邊未夢さんは「勝山市の良さ、恐竜の魅力を多くの人に伝えていきたい」と話していた。
任命式には、地元の名物にちなんだ勝ち山おろしそば観光大使を務めている俳優の中尾彬さん、池波志乃さんの夫婦も駆け付けた。
山岸市長(中央)と各大使に任命されたアイドルら