淡路島国際ホテルアレックス、ニューアワジに売却


 兵庫県洲本市の淡路島国際ホテル・アレックス(加茂繁雄社長)は同ホテルの土地、建物をホテルニューアワジ(木下紘一社長)に売却した。ニューアワジは子会社を設立、6日から営業を再開した。

 アレックスは36年に旅館「三熊館」を譲り受けて創業。90年に現在の社名になった。90~91年に約38億円をかけて、木造2階建ての旅館を鉄筋の建物に増改築し、規模を拡大。しかし、バブル経済の崩壊や95年の阪神淡路大震災などで宿泊客が減少。ピーク時に年間約24億円あった売り上げも、06年12月期には約10億円まで減少した。

 加茂社長はこれ以上の経営は無理と判断、木下社長に売却を打診。アレックスが所有する本館と別館延べ約1万5900平方メートルと土地約4600平方メートル、社員寮などをニューアワジに売却することが決まり、3月末に契約を結んだ。

 アレックスの役員は退任、社員約70人は再雇用し、新体制で臨む。

 
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