沖縄県はこのほど、県内の救急病院への集中緩和を図り、外国人観光客が快適に安心して沖縄観光を楽しめる環境を整備することを目的に「外国人観光客向け 急な病気・ケガの電話相談」を始めた。多くの外国人観光客が立ち寄る那覇空港の上陸審査場(入国管理局エリア)に、同事業を周知するカードを設置している。
外国人観光客(本人)または観光事業者が相談窓口へ電話をかけると看護師などの医療従事者が症状の聞き取りを行い、助言や近くの外国語対応可能なクリニックを案内するもの。沖縄では、外国人観光客が増加するとともに、県内の救急病院を受診するケースが増えており、待機時間の延長などの問題が生じている。
沖縄県は今後も外国人観光客の受け入れ態勢の整備を進める。