次亜塩素酸水でノロウイルス対策
乳製品をはじめとした食品の老舗メーカー、森永乳業(東京都港区)は、微酸性電解水生成装置「ピュアスター」の導入を奨励している。ピュアスターは、同社が自社工場内の衛生レベル管理の維持向上を目的に開発。1996年から社外に販売を開始し、宿泊施設はもちろんのこと、飲食店、スーパー、介護施設、食品工場などに広く導入されている。
塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸水を自動で生成。一定した低い塩素濃度と微酸性に自動調整しながら連続的に出水する。
生成されたピュアスター生成水は、「次亜塩素酸水」として食品添加物の認可を受けており、高い殺菌効果を持ちながらも目や肌への刺激が少なく、残留性も少ないため、食材の洗浄殺菌の現場で活躍の幅を広げている。
同社では、ピュアスター生成水を用いて、「ノロウイルス対策の一翼を担ってほしい」と話す。感染力の強いノロウイルスは数個のウイルスでも発症し、主に食材や器具を媒介とし、人から人に感染する。「ピュアスター生成水は、ノンエンベロープウイルスであるノロウイルス(代替ネコカリシウイルス)への効果が確認されている」と同社。他のノロウイルス対策製品と比較しても「水道水感覚で使用できる塩素系殺菌料(食品添加物)」として「誰でも」「安全に」「簡単に」使用できるポイントが現場の持続可能な衛生管理への貢献を果たしているという。
製品ラインアップは1時間あたり300リットルを生成する小型装置の「ミュークリーンⅡ」をはじめ、複数箇所での使用に向いている「Mpシリーズ」など用途に合わせた多様なモデルを取り扱う。
ピュアスター