東日本大震災からの復興を願い、6月10、11日、宮城県仙台市で「東北絆まつり」が実施される。まつりのハイライトとなる、東北6県を代表する夏祭りが集うパレードは11日に行われる。
絆まつりは「東北六魂祭」の後継イベントの位置づけ。六魂祭は昨年6月の青森市での開催で6県を一巡したため、終了となった。これを受け、仙台市などが今年初め、絆まつりとして受け継ぐことを発表。仙台市の奥山恵美子市長は「東北の六つの市がひとつになり、ここ仙台から未来に向けてスタートしたい」と意欲を示した。
11日午後から始まる東北絆まつりパレードは、青森ねぶた祭や山形花笠踊りなど6県の祭りが一堂に介する。市中心部、定禅寺通から東二番丁通までの約1・1キロを、千人以上が参加して練り歩く。今年は伊達政宗生誕450年の記念の年ともなるため、青葉まつりの政宗公山鉾も運行する予定だ。
西公園や勾当台公園ではさまざまなステージイベントのほか、祭りの展示や東北の味覚が味わえるブースも出展する。
絆まつりも六魂祭同様、6県での開催が計画されている。