旅行業6社(JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー、名鉄観光サービス、JR東日本)の福島県の協定施設などで組織する東北観光推進機構6社協福島支部(畠隆章支部長=穴原温泉吉川屋)は18日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで「うまいぞ! ふくしまの夕べ」と題する旅行業者との懇親会を開いた。食をテーマにしたキャンペーン「うまいぞ! ふくしまキャンペーン」を5月から展開する中、県産の食材を使った料理をふるまうなど、同県の食の魅力をアピール。送客への協力を求めた。
畠支部長は、「福島県観光にとって、首都圏は重要地点。距離は近いが、白河の関を越えると首都圏とは違ったもうひとつのニッポンがある。海あり、山あり、湖あり、人情味ありの福島へ」と県のPRを交えてあいさつ。
福島県の松本友作副知事は「県には59の市町村がある。広大な面積で懐が深く、いろいろと提案できるものがある。現在、『ほっとする、ふくしま』をキャッチフレーズに、住む人、来る人がほっとできる県づくりに取り組んでいる。人情温かいいやしの地、福島県へ、積極的なご送客を」と述べた。
6社協福島支部主催のキャンペーンは5〜7月の3カ月間展開。旅行業6社の企画商品を利用して福島県内に宿泊した人の中から抽選で300人に県の名産品をプレゼントする。
県では県内産の11品目(コメ、キュウリ、トマト、アスパラガス、桃、日本梨、リンドウ、福島牛、地鶏、ナメコ、ヒラメ)を「ふくしまの恵みイレブン」として重点的にPRしており、今回の催しでも県産の牛肉や地鶏を使った料理を提供、PRに努めた。
6社協は18〜20日に首都圏の旅行業本社などを訪問する「6旅連合同首都圏キャラバン」も行った。
あいさつする畠支部長