2014年9月14日から12月13日まで実施される和歌山デスティネーションキャンペーン(DC)の推進協議会が18日に設立された。会長には仁坂由伸・和歌山県知事が就任した。愛称は「わかやまDC」。
わかやまDCは、和歌山県の観光にスポットが当たる2014年伊勢神宮式年遷宮のほか、15年の「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年、16年の高野山開創1200年、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会をにらんで開催される。
テーマは、「和み」(なごみ)。キャッチフレーズは、「和み、和らぐ。和歌山からはじまる旅。」DCの目標は、観光客数が10年比6%増の3288万2千人。宿泊客は、同12%増の570万6千人、日帰り客は同5%増の2717万6千人。観光消費額は同188億円増の2429億円を設定した。
企画としては、和みという言葉を使った「和み特(スペシャル)」「和み歩(ウォーク)」「和み体験」「和み食」「和み湯」「和み笑顔」が展開される。
和み特(スペシャル)は、和歌山の豊富な観光資源を最大限生かした特別企画でキャンペーン終了後も実施できるものを行う。和み歩(ウォーク)は、世界遺産の熊野古道や高野山町石道を中心に自然や神社、仏閣まちなかなどをめぐるウォークやトレッキングコースを幅広く紹介する。
和み体験は体験プログラム、和み食はグルメや県産品、和み湯は温泉をPR。和み笑顔は、トイレなどのハード、おもてなし企画や接遇などのソフトの改善で受け入れ態勢を整備し、リピーターの獲得につなげる。
JRではラッピング列車などの運行、割引や周遊きっぷを充実させる。
会長に就任した仁坂由伸・和歌山県知事