旅館・ホテルの「日本一の朝ごはん」を決める楽天トラベル主催の「朝ごはんフェスティバル2015」の関東大会が7日、東京都渋谷区の山手調理製菓専門学校で開かれた。5施設が当日調理した料理を審査員が実食審査。優勝は栃木県・塩原温泉の四季味亭ふじやに決まった。
フェスティバルは今年で6回目。楽天トラベルのサイト上のウェブ投票と宿泊客の食事に対する評価点を基に、千軒以上の宿の中から七つの地区大会に出場する各5施設を選出。11月の最終ステージでは、地区大会で優勝した7施設が「日本一」を競う。
関東大会で優勝した四季味亭ふじや(客室数6室)の朝ごはんは、「極上ふかひれ茶わん蒸し」と「ふじやパパの手作り野菜と自家製味噌のふわふわつみれ汁」。社長で板長の細井邦彦氏が調理、プレゼンテーションを行った。
四季味亭ふじやの料理には、自家栽培の野菜や米、自家製の味噌などを使用。フェスティバルに初参加だった細井社長は「シンプルな料理だが、出汁などにこだわっている。最終ステージもがんばりたい」と話していた。
審査員は、テレビなどにも多く出演している料理人の神田川俊郎氏、楽天の武田和徳取締役常務執行役員のほか、料理研究家2人が務めた。
優勝以外の施設は次の通り。
準優勝=箱根花紋(神奈川県)▽3位=本格鉄板焼と温泉露天風呂の宿リゾート菊ホテル(栃木県)▽審査員特別賞=カントリーハウスパディントン(同)、ホテルエピナール那須(同)
関東大会の参加者らと、優勝した四季味亭ふじや社長で板長の細井邦彦氏(前列中央)