桜美林大の山口祐司名誉教授は推薦文で「アメリカのホテル産業を解説した本は、英語はもちろん、日本語でたくさんあるし、また次々と出版されるだろう。しかし、日本のホテル産業について英文で書かれて、その現状を内外へ発信している書籍は残念ながら皆無なのが現状である。戦後急成長を続けてきたわが国のホテル産業の現状を英語で解説した、パイオニア的な書物がここに誕生した」と賞賛する。
土井氏は、日本航空社員からJALホテルへ移籍して、海外各地で総支配人を経験した国際ホテルマンだ。現在はドイ・ホスピタリティ産業研究所代表を務めている。本紙に連載コラムも執筆した。
この本はホテル業界に精通した氏ならではのものだ。日本のホテルの歴史、種類、海外ブランドの日本上陸、経営形態から旅館の現状や課題など広範囲にわたっており、外国人が日本の宿泊事情を理解する上で貴重な一冊となるだろう。
A4判、210ページ。定価9500円(送料込み)。問い合わせはTEL03(5560)3644。