帝国データバンクによると、昨年1年間(2017年1~12月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は75件で、前年比7・4%減少(6件減)した。2年連続の減で、直近の10年で最少となった。
東日本大震災が発生した2011年が129件と、この10年のピーク。以後は減少傾向で、2014年(79件)から4年連続で100件の大台を割った。
負債総額は512億2100万円で、同20・3%増加(86億3500万円増)した。2年ぶりの増加で、500億円を超えたのは2013年(663億8800万円)以来4年ぶり。ただ、2011年(1012億1500万円)のおよそ半分の水準となっている。