星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」14施設は来年4月1日から、「お子様向け和食膳」を提供する。6歳以下の未就学児を対象に、「和食のおいしさ」を伝えるという。
子供が喜んで食べられるようにメニューを工夫した。伝統的な食材、だしの旨み、季節感の三つのポイントを取り入れているのが特徴。「本物の和食器」に親しんでもらおうと、オリジナルの器も開発した。
伝統的な和の食材として、豆、ごま、わかめなどを取り入れる。これらの頭文字で表す食事法「まごわやさしい」の要素全てを取り入れた。子供が進んで食べられるように見た目や味付け、大きさ、柔らかさなどを工夫した。
だしは和食の基本として、汁物やほかの料理の味付けに生かした。
季節感は、春はタケノコ、秋はキノコと、旬の食材を積極的に取り入れた。
本物の和食器に親しみ、手触りや質感を感じてもらいたいと、子供向けのオリジナル器を開発した。
山中漆器のお重は「わくわくしながら自分で開ける楽しみ」を演出。九谷焼の小皿は「思わず笑顔になる」絵柄と明るい色使いを施した。
界の全施設におむつ用ごみ箱やおもちゃ、子供便座などベビーとキッズアイテムを貸し出し備品として備えた。