日本観光振興協会(山口範雄会長)は16日、国連世界観光機関(UNWTO、本部・マドリード)のアフィリエイトメンバーに承認されたと発表した。これにより、UNWTOが実施する国際観光に関する活動に参加でき、国際的なトレンド、データ、知見などの集約、世界の観光機関との連携が可能になる。
9月にコロンビアで開かれた理事会、総会で正式に承認された。
日観振によると、同メンバーはステーツメンバー(加盟159カ国)、アソシエイツメンバー(香港など準国家7)に次ぐもので、観光に携わる世界の有力な400を超える民間団体、研究機関、企業が名を連ねているという。
承認されたことに日観協は「日本の地方自治体、観光協会、民間企業を会員組織とした当協会が、観光により日本の地域の発展に寄与するために行ってきたさまざまな取り組みが評価された」と話している。
日本の加盟メンバーは日観振のほか、日本政府観光局、日本旅行業協会、公益財団法人日本交通公社、JTB、HIS、北大観光学高等研究センター、松陰大、和歌山大など。