日本旅館国際女将会(長坂正惠会長=下呂観光ホテルしょうげつ)は12月17日、設立20周年記念式典を東京都港区の明治記念館で開いた。女将ら40人が出席した。
同会の設立者で事務局長を務める日本ホテル教育センターの石塚勉理事長が、20年間の歩みをまとめた資料と画像をパワーポイントで紹介。「1995年のパリを皮切りに、毎年世界各国を訪れ、これまでに17カ国60都市で日本旅館と温泉文化をPRしてきた。現地の新聞・雑誌150点に取り上げられ、取材を受けた現地テレビ局は生放送番組への出演も含め45局に上る」などと話し、これまでの成果を強調した。
2006年6月には首相官邸に小泉純一郎首相訪問。観光庁設立などを求める要望書を手渡した。同要望書は、二階俊博経済産業相(役職は当時)、北側一雄国土交通相(同)、柴田耕介国交省総合観光政策審議官(同)にも提出。その後、08年10月に観光庁が発足した。
会員の女将らが記念撮影