日本旅行が今秋実施する「国内シニア短期留学」の概要がこのほど決まった。3年目の今回は前年の4コースから6コースへラインナップを拡充。島根県立大学で松江や出雲の歴史と文学に触れるコースを新たに設置した。
50歳以上のシニアが対象。学校で学生とともに講義を受講するなどキャンパスライフを楽しんだり、講義に関連した地域を訪問する。「参加者同士や地元の人々との交流を通して自分を見つめるよい機会となる。1〜2週間ゆっくり滞在することで、その土地の魅力に改めて気付く」(同社)。
島根県立大学は9月28日から10月11日までの設定。松江の歴史と文学、出雲の民話と出雲弁などの受講科目があり、小泉八雲ゆかりの松江の町や、世界遺産石見銀山をめぐるアクティビティを用意した。参加費24万9千円。
このほか、日本装飾美術学校でのものづくりコースや、金沢大学、別府大学、鹿児島大学での地元の歴史と文化を学ぶコースを設定している。