抗ウイルス性能のエビデンスを取得
総合コーティングメーカーの日本コーティング(兵庫県尼崎市)は、コロナ禍の今、先月8日に発売した抗ウイルス・抗菌機能性コーティング剤「塗布タイプNCV1000AA20」の活用を提唱している。
抗ウイルス性能に関するエビデンスを取得しており、日本繊維製品品質技術センターの抗ウイルス性試験では、「塗布から24時間後には3種類のウイルスの数を99.9%減少させた」と同社。
SIAA(抗菌製品技術協議会)による人体安全性試験で、「安全」と評価された。併せて、抗ウイルス性能を持つ特殊化合物を配合した硬化皮膜を形成することで耐久性が高い点が特徴。効果は長期間持続する。
旅館・ホテルでは、人の手が多く触れるドアノブや手すりを含む箇所は2カ月に1回、食器などがこすれるテーブルなどは月に1回程度、再度コーティングをすることで、より確実な抗ウイルス性能が期待できるという。また、「表面に付着したウイルスの数が減少し、細菌の増殖を抑制して、接触感染のリスクを軽減する」と同社。
使い方は、本体に付属するスポンジにコーティング剤を数滴つけて、コーティングしたい箇所に塗り伸ばすだけ。10分程度すれば触ることも可能で、8から10時間後には完全に硬化。完全に硬化した後であれば、上からアルコールで拭いても、コーティング膜がはがれる心配はない。
製品の内容は、20ミリリットルのコーティング剤に、塗布用のスポンジを4個セットした。
ほかにも、大容量の60ミリリットルタイプ、広範囲のコーティングに対応した拭き上げ用と、布製品に対応したスプレータイプも取り扱う。
塗布タイプNCV1000AA20
▷株式会社日本コーティング