国土交通省とカナダ観光局は、今年を日加観光交流年に定め、フィギュアスケートで活躍する浅田真央さん、浅田舞さんを親善大使に任命した。真央さんは「日本・カナダの架け橋になることができるようがんばります」、舞さんも「スポーツを通して両国の魅力を伝えたい」と笑顔で語った。
6日、都内のホテルで開かれた任命式で、冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相、ジョゼフ・キャロン駐日カナダ大使から2人に任命書が手渡された。
冬柴大臣は「カナダはもとより世界中で人気の2人に親善大使をお願いすることができた。昨年のカナダからの訪日客は5%増の15万7千人、日本人からも40万人がカナダを訪れた。今年は相互の訪問数も飛躍的に伸びると期待している」。
キャロン大使は「カナダには魅力的な自然、文化があり、日本からは留学、ワーキングホリデーで多くの若者が訪れる。2010年には冬季五輪バンクーバー大会も開かれる。親善大使の2人にはカナダの素晴らしさを体験してもらい、日本に伝えてほしい」と述べた。
日加観光交流年は、横浜~バンクーバー間の定期航路開設120周年にちなんだもの。トロントでは今月18日、メジャー・リーグの地元球団トロント・ブルージェイズの対ボストン・レッドソックス戦で日加観光交流年の記念イベントが行われる予定。
浅田姉妹と記念写真におさまる冬柴国交相(左)