日本旅館協会東北支部連合会(久保田浩基会長、298会員)の通常総会が12日、仙台市作並温泉の鷹泉閣岩松旅館で開かれた。役員改選では新会長に渡邊和裕氏(福島県土湯温泉・山水荘)を選出。16年度の重点実施事項として(1)新たな福利厚生制度の参画会員の拡大と充実(2)初めての外国人セミナーin福島・宮城の開催、インバウンド取り組みに向け関係個所との連携強化(3)宿泊実態調査への参画施設の拡大—などを承認した。
また、民泊受け入れ(問題)に反対とする本部提出議題を承認した。
総会には七尾英弘・東北運輸局次長、高砂義行・宮城県経済商工観光部理事兼次長、針谷了・日本旅館協会会長らをはじめ、来賓、会員合わせ約75人が出席した。
久保田会長は「東北支部連合会独自で実施している宿泊実態調査は3年目を迎え、東北の宿泊状況を速報値で把握できるまでになった。会員相互連携の福利厚生制度やインバウンド・ネットセミナーの三つの柱を軸に事業に取り組み、成果があがってきている。今後はインバウンドの誘客に向け一致団結しがんばろう」と呼び掛けた。
日本旅館協会の針谷会長は「観光立国の中心組織として業界発展と地位向上にスピード感をもってまい進しよう」とあいさつした。
渡邊新会長(壇上)