月岡温泉観光協会(新潟県新発田市、飯田浩三会長)は13日、同温泉の「白玉の湯 泉慶」で、温泉地内の各旅館が開発したオリジナル会席料理を宣伝するイベントを開いた。県産品を使った新しいオリジナル料理を旅行業者や地元の一般客らに振る舞い、「温泉とともに魅力的な食を楽しめる地、月岡」をアピールした。食をメーンテーマにした新潟デスティネーション・キャンペーン(DC)の開催を来秋に控え、関係者の意識の高揚も図った。
イベントは旅行業者など40人を招いた「極上越後の美食会席」と、一般客300人を対象にした「越後極上美食の宴」の2つ。
旅行業者らの招待イベントでは、観光協会の飯田会長があいさつに立ち、「13軒の旅館が技を競ってオリジナルの会席料理を開発した。これからは料理のPRに力を注ぎたい」と述べた。新潟県産業労働観光部の高井盛雄部長、新潟県観光協会の高橋正会長、新潟県旅館組合の野澤幸司理事長らも、同県の食の魅力をアピールするあいさつを述べた。
招待客らは「新潟地鶏と新米コシヒカリの粥」「新潟和牛サーロインのグリル」など、各旅館自慢のオリジナル料理に舌鼓。アンケートに答え、料理の改善点などをアドバイスした。
月岡温泉の各旅館では10月1日から12月28日まで、今回開発したオリジナル料理の企画を「極上越後の美食会席」の統一名称で販売。評判がよければ年間を通じた企画として販売したいとしている。
月岡温泉ではまた、温泉地内の飲食店が県産コシヒカリと県内の食材を組み合わせた各店オリジナルのどんぶり料理を開発。「月岡ライスボウル」の統一名称で、12月28日までの期間限定で販売している。
招待客を前にあいさつする観光協会の飯田会長(左)