新志摩観光ホテル、全室スイート仕様に


 近畿日本鉄道は総工費約40億円をかけ、新しい志摩観光ホテル(志摩市賢島)の建設に着手する。現ホテルの客室数は125室だが、新ホテルは51室で、全室スイートルーム仕様にする。利用料金も大幅にアップし、グレード感を高める。来年9月のオープンを予定している。

 現ホテルは51年4月開業。昭和天皇のご宿泊や小説の舞台ともなり、放送中のテレビドラマ「華麗なる一族」でも登場するなど、知名度は高い。料金は1人約3万5千円から(1室2人利用、1泊2食)。

 新ホテルは現ホテルから少し離れた丘陵地に建設。地上5階地下1階建て、述べ床面積は約1万1千平方メートル。客室は「国内リゾートホテルでは最大級の約100平方メートルとし、窓に面した浴室を各部屋に備えるほか、寝室と居室を分け、オールスイートルームにする」(同社)。一部客室ではスパトリートメントが楽しめるスパスイートにするという。館内にはフレンチや和食レストラン、屋上庭園なども整備する。

 利用料金は5万円からと設定。近鉄ホテルシステムズが近鉄から運営を受託する。

 
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