「おしい!広島県」新観光プロモーション発表会が8日、東京千代田区で開催された。広島県の「おしい」を「おいしい」に変えようと、昨年3月から自虐的ともとれるコピーでPRを行ってきた同県。発表会には広島出身の芸人アンガールズらが出席し、新作のプロモーション映像を披露した。
全国にあまり知られていないことが、おしいという広島の魅力を広くPRするため、ウェブサイトなどでさまざまなプロモーションを行っている広島県。同キャンペーンを促進するため、広島県出身の著名人が出演する新作映像を制作した。
内容は副知事役の俳優の河原さぶさん、その娘役の戸田菜穂さん、県庁観光課職員で戸田さんの恋人役のアンガールズの田中卓志さんの3人が、広島県の各地を巡りながら、食や風景など魅力を探るというもの。
新作プロモーション映像は約20分の大作。ゲストとして登場した映画コメンテーターのLiLiCoさんは「本当に映画を見ているみたいだった」とコメントした。
発表会であいさつした湯崎英彦広島県知事は、昨年の観光客入り込み数について「大河ドラマ『平清盛』の効果もあり一昨年比361万人増の5893万人で過去最高だった」と発表。新キャンペーンについては「おしい!広島県のコピーで関心はもってもらえた。次は美しい景観や食べ物を実際に来て体験してほしい」と述べた。
プロモーション発表会を12日、大阪市でもタレントらを招いて開催された。
新作映像は「おしい!広島県」の公式ホームページから観ることができる。
左からアンガールズの山根良顕さんと田中卓志さん、河原さぶさん、湯崎英彦知事、戸田菜穂さん、LiLiCoさん