山梨県の食品関連企業に新規仕入企業との出会いの場を提供する「やまなし食のマッチングフェア2013 in Tokyo」がこのほど、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。主催は山梨中央銀行。山梨県、やまなし産業支援機構、やまなし観光推進機構などが後援する。
8回目となる今回、首都圏に数多い仕入企業が足を運びやすいよう山梨県内ではなく初めて東京で開催。仕入企業は前回よりも5社増加して314社となり、首都圏だけを見れば127社から257社へと倍増した。一方、県内の出展企業は21社減の65社となった。
出展企業は地元の特産を使ったワインや菓子など自慢の品をアピール。おいしいと評判の山梨の水を使った食品の展示も目立った。
商談は予約制で、出展企業と仕入企業それぞれから提出してもらった事業データを基に相性の良い相手が選ばれている。成約率を高めるために工夫した。
山梨中央銀行の山井雄一・営業統括部法人推進室地域開発チーム調査役は「食や農業にかかわる人たちの販路を開拓するとともに、山梨県産を広くPRして地域経済を活性化したい」とフェアの目的を語る。山梨の食を多くの人に知ってもらうことで観光客の誘致にも結び付けたい考えだ。
都内で開かれたやまなし食のマッチングフェア