石川県の山代温泉観光協会(会長・吉田久男ホテル百万石社長)は、温泉の新しい楽しみ方を提案する「連泊宣言」を打ち出した。「九谷の里づくり事業」(国土交通省観光ルネサンス認可事業)の一環。
この企画は山代の湯治文化と伝統文化を核に、2泊3日以上の過ごし方を提案するもの。
3月2日から4月30日までの間、(1)連泊中に1泊は好きな旅館に泊まれ(1泊2食)、それ以外は別の宿での夕食や街中の飲食店での食事などが楽しめる(2)九谷焼観光施設の3館巡りを楽しめる入館券が格安で購入できる(3)風情豊かな山代の街並みの散策や周遊バスで山代・加賀が満喫できる ようにした。
2泊以上滞在してもらうことで、温泉地内や、山代を起点にした金沢、北陸など広域観光の活性化を図る。温泉観光地挙げての取り組みとしては、全国的に珍しく、観光協会では通年事業として発展させたい意向だ。