大型国際会議の富山での開催が決まった。海外60カ国・地域の約600人を含む約1200人が参加予定の「電磁波工学研究の進捗に関する国際会議」で、2018年8月に富山国際会議場(富山市)などを会場に開かれる。60に上る多くの国・地域から参加者が集まる国際会議の開催は富山県内では初めて。
日本政府観光局(JNTO)によると、同国際会議の主催団体は電磁波工学アカデミー(本部・アメリカ)。招致委員会(委員長・小林一哉中央大学理工学部教授)を中心に富山の開催環境をアピール。7月6〜9日にチェコ・プラハで開かれた国際会議の中で富山開催が決定した。
JNTO、観光庁、富山県などが連携して誘致活動を支援した。国土交通相、富山県知事、富山市長などの招請状を発出したほか、招致委員会と富山県が共同で誘致に向けたプレゼンテーションを行った。
同国際会議の日本での開催は、01年の大阪、06年の東京に続いて3回目だが、地方での開催は初めて。
JNTOでは「地方の特徴を生かした国際会議の開催を積極的に支援している。富山開催により、地方における国際会議の誘致、開催が一層進むことが期待される」としている。