大阪府と大阪市はこのほど、大阪市の大阪産業創造館で「IR&MICEビジネスセミナー」を開催した=写真。大阪観光局、大阪商工会議所との共催。
「大阪がめざすIRについて」と題し大阪府・大阪市IR推進局の井谷宣明推進課長が講演。大阪のIRが目指す姿は大阪、関西の持続的な経済成長のエンジンとなる「世界最高水準の成長型IR」であるとし、想定事業モデルは敷地面積約60ヘクタール、投資規模9300億円、年間来場者1500万人、年間延べ利用者数2480万人(うちノンゲーミング施設1890万人、ゲーミング施設590万人)、年間売り上げ4800億円(うちノンゲーミング売り上げ1千億円、ゲーミング売り上げ3800億円)と説明した。
また大阪IRが有するべき機能、施設について(1)世界水準のオールインワンMICE拠点の形成(2)魅力の創造、発信拠点の形成(3)日本観光のゲートウェイの形成(4)利用者需要の高度化、多様化に対応した宿泊施設の整備(5)オンリーワンのエンターテインメント拠点、リゾート空間の創出―を挙げた。
続いて、大阪観光局のMICE専門官、東條秀彦氏が「地域経済活性化に貢献するMICEビジネス―大阪の事例を中心に―」と題し講演。MICE誘致の意義と効果、MICEビジネスへの関わり方について、G20大阪サミットなど大阪での事例を交えて話した。