大建工業(大阪市)は、設計士をはじめとした公共建築の音響製品に関心がある人を対象に「音響製品特別セミナー」を開催している。場所は同社のDAIKEN秋葉原テクニカルスペースで、6月16日まで。少人数単位で随時開催し、参加費は無料。同社では公共・商業建築分野に向けた取り組みを強化しているが、その一環として行う。
建築物の音の問題については、完成後に表面化するケースも多くみられることから、セミナーでは設計の段階から音環境に配慮することの重要性を伝えるとともに、豊富なラインアップを誇る化粧吸音板を全柄展示するなど、同社の防音関連製品の理解促進を図る。
また、実際に防音室や吸音ルームを体感できるので、「吸音」と「遮音」の違いなども分かりやすく説明する。「セミナーの受講で、CPD制度の単位取得も可能」と同社。
主な展示商品は、ホテル・旅館などの防音対策に有効な土足対応フローリングの「コミュニケーションタフ防音」や、天井材として、優れた吸音効果を発揮するロックウール化粧吸音板「ダイロートン」、会議室などで発生する耳障りな反響音を和らげるオフィス向け吸音パネル「オフトーン」、高い床衝撃音遮断性能などを発揮する防音床下地材「オトユカベースN」など。
申し込み、問い合わせ先は、DAIKEN秋葉原テクニカルスペース(東京都千代田区外神田3―12―8住友不動産秋葉原ビル3階)へ、Eメール(akihabara-sr@daiken.co.jp)で。