「忍者」をテーマにした訪日外国人旅行者向け商品が、はとバスとエイチ・アイ・エス・エクスペリエンスジャパン(HEJ)の各社から発売された。忍術を見せたり、実際に忍者になってもらうなど趣向を凝らしている。「忍者(NINJA)は外国人から見た、日本的なものをイメージさせるものの1つ」(はとバス)であり、外客の関心を呼びそうだ。
両社とも、忍者や武士など日本の伝統的武芸を展開するアクションチーム「忍びの衆」と協力し商品造成した。
はとバスのツアー、エキサイティング忍者は新宿・歌舞伎町にあるパーティースペース「忍者屋敷」で忍術などを含めた伝統的武芸を見せる。ショー観賞後は居酒屋で夕食をとる。「忍者の世界と日本の居酒屋が体験できる」と同社。
設定日は7月29日、8月5、8、18、29日で、計170人の集客を見込んでいる。ツアー代金は夕食付きが9800円、夕食なしが5千円。全行程、通訳・ガイドの資格を持つ添乗員が英語で案内する。
HEJは体験をセールスポイントにした。参加者は忍者の衣装に着替え(1)流派(2)歴史(3)どんなことをしていたのか──などの基礎知識を学んだ後、実技に。基本となる受け身や忍具の使い方、忍術を使った攻撃と防御などを習い、最後にインストラクターの実技を見学する。所要時間は3時間半。
発売価格は大人1万5千円、子供1万3千円。英語の通訳案内士が付く。催行人員は2〜10人。毎週水曜日、東京都荒川区の公民館で行う。
忍術体験ができるツアーも