東商世田谷支部は、区内小売・飲食業者向けの外国人接客マニュアルを作成し、無料配布を始めた。ホームページからダウンロードもできる(URL: http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=93135)。同支部発表の詳細は以下の通り。
東京商工会議所世田谷支部(会長:大場信秀 世田谷信用金庫理事長)は、この度、区内小売・飲食業者向けの外国人接客マニュアル「SETAGAYA SMILE SERVICE MANUAL」、ステッカー、クリアファイルの3点セットをはじめて作成しましたので、お知らせします。
本マニュアルは、区内事業者に積極的に外国人のお客様を接客していただくことを目的として、地元の行政や産業関連団体(商店街等)と連携して作成したものです。接客の印象はそのまま、まちの印象にもつながるため、明るくあたたかい笑顔を“世田谷スマイル”として掲げ、笑顔と心のこもったおもてなしを呼びかけていくことにいたしました。
具体的には、①外国人接客時の心構えや注意点、飲食・小売店の業種別事例を含む実用的な英会話集を掲載した接客マニュアルを作成したほか、本マニュアルを設置してある店舗には、②外国人買い物客対応が可能な店舗であることを識別するためのステッカーも配布し、外国人が入店しやすくなるようにします。また、③英語・韓国語・中国語の会話事例を掲載し、指で指しながら会話ができるクリアファイルも同時配布します。
本ツールを活用することで、外国人客対応に不慣れな店舗の方にも積極的に接客をしていただき、世田谷の魅力が発信されることを期待しています。また、来年2月27日には、本マニュアルの活用セミナーを開催して、さらなる普及・定着を図ってまいります。
なお、2015年度に当支部で実施した外国人買い物客実態調査では、区内事業者のうち約40%が、外国語の話せるスタッフの育成の必要性を感じていながら、採用・育成までは手が回っていない状況が明らかになりました。一方、区内外国人居住者は2年前調査より約2,500人増加(11月現在18,203人)し、また、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、アメリカ選手団(馬術競技)のキャンプ地が世田谷区に決定するなど、今後、外国人の来街者のますますの増加が見込まれています。
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【発 行】 東京商工会議所世田谷支部 (2016年11月発行)
【配布先】 世田谷区内事業者(当所世田谷支部窓口で無料配布)
※以下①の接客マニュアルは当所HPよりダウンロードも可能
(URL: http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=93135)
【配付物】
① 外国人接客マニュアル「SETAGAYA SMILE SERVICE MANUAL」(6千部発行)
外国人接客時の心構え、実用的な英会話集などを掲載したマニュアル
② ステッカー(6千2百部発行、両面タイプ)
店舗に掲示し、外国人接客が可能であることを示すステッカー
③ クリアファイル(6千部発行)
指で指しながら接客できる会話事例を掲載したクリアファイル
(英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)の3か国語対応)