埼玉県は18日、地元観光協会や鉄道会社と共同で、鉄道を使って埼玉のB級グルメを楽しむための観光マップを発行した。B級グルメ27品を紹介しているほか、西武鉄道や秩父鉄道を使ったモデルルートを提案。25万5千部を発行し、首都圏の駅などで配布する。
観光マップの名称は「鉄ぐるっ 埼玉B級ご当地グルメ観る味るMAP」。埼玉県をはじめ、県物産観光協会、JR東日本大宮支社、西武鉄道、東武鉄道、秩父鉄道の6者が共同制作した。
埼玉のB級グルメとして、豚のカシラ肉をやきとりと呼ぶ東松山流の「東松山やきとり丼」(東松山市)、おからのコロッケ「ゼリーフライ」(行田市)、味噌だれがかったジャガイモの天ぷら「みそポテト」(秩父市)などの料理を紹介している。
モデルルートには、西武鉄道と秩父鉄道を使って飯能、秩父、長瀞のB級グルメを楽しむコース、JRを使って鴻巣、熊谷を巡るコースなどがある。
観光マップには、参加店舗で割り引きなどが受けられるクーポン券も付けた。クイズに答えると、旅館宿泊券や特産品、鉄道グッズが当たるキャンペーンの告知も掲載している。
県や鉄道会社などでは、11月21日に埼玉県加須市で開かれる「第7回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」と合わせて、県内外からの誘客に観光マップを活用していく。