国際観光施設協会(鈴木裕会長)は4日、記者会見し、18日から始まる「国際ホテル・レストラン・ショー」(幕張メッセ)の出展概要を明らかにした。「日本のこころ」を総合テーマに、旅館観光地分科会など8チームが日ごろの活動の成果を披露する。
ホスピタリティデザインセミナーの12枠(最新事例紹介を通じたデザインセミナー9枠、テーマセミナー3枠)を協会で主催。テーマセミナーは温泉旅館の生産性向上や、平常時と災害時のフェーズをなくすフェーズフリー活動などを取り上げる。
チームの活動報告のうち、旅館観光地分科会はAI(人工知能)と、宿泊施設が起点になって地域を活性化していく「町中ホテル」の可能性を探る。また、ホテル都市分科会は電動車いすを実際のホテル客室で稼働させた実証実験の成果や客室ドアの開閉補助具「TOTTEMO」の試作品を展示する。
エコ・小委員会は水光熱費を減らす四つの提案や、温泉熱有効活用と補助金について環境省の担当者が講演する。
19日のオープニングイベントでは、鈴木会長による出展あいさつ、テレビのコメンテーターとしても活躍する涌井史郎副会長が基調講演する。