日本旅行業協会(JATA)は17日、「もう一泊、もう一度(ひとたび)」国内宿泊拡大キャンペーンの4月からの2年目の概要を明らかにした。協賛団体には、従来の国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟に、新たにJTBや近畿日本ツーリストなどJATA会員9社の協定旅館ホテル連盟を追加。宿泊施設・団体との連携をさらに強め、取り組みのより一層の強化を図る。
協賛に加わるのは、前記のほか、JRグループ、日本旅行、トップツアー、東武トラベル、読売旅行、名鉄観光サービス、農協観光の各協定旅館ホテル連盟。宿泊需要拡大を目指すこのキャンペーンには宿泊施設側の理解を得ることが不可欠だが、実施1年目でもあり、現状は十分ではない。JATAでは、強固な組織力を誇る9旅ホ連を巻き込むことで、宿泊施設側に対してキャンペーンの認知度を高めるともに協働を呼び掛けたい考えだ。
金井耿JATA会長が小田禎彦JTB旅ホ連会長ら協賛旅ホ連の会長と意見交換をする座談会も催す予定だ。
キャンペーン2年目の展開では、JATA会員旅行会社で宿泊を手配した人へのプレゼント企画を引き続き実施する。宿泊対象期間は4月1日チェックインから来年3月1日チェックアウトまで。国民1人当たりの年間宿泊数4泊という観光庁目標に合わせて、通年で4泊した人にペア宿泊券を100組200人、旅行券を50人に贈る。数多くの人に参加してもらえるよう、3カ月単位の1泊でも応募できる名産品の賞も用意した。
キャンペーンチラシ