和空プロジェクトは8日、和文化体験型の宿泊施設 門前宿「和空 法隆寺」を8日に開業する。
■参道活性プロジェクト第1弾
日本初の世界遺産・法隆寺の参道に開業する門前宿「和空 法隆寺」は、「ひとりでも多くの方に寺社へ足を運んでもらうために」を活動理念として掲げている一般社団法人全国寺社観光協会(本部事務局:大阪市北区/近畿経済産業局2018年第2回関西インバウンド大賞特別賞[新規性・独創性部門]受賞)が監修する「参道活性プロジェクト第1弾」となる和文化体験型の宿泊施設です。
■規制緩和第1号ホテルこれは、法隆寺を中心とした「まちなか観光」を実現するため、斑鳩町が平成26年(2014)に条例を改正、用途制限を緩和したことによって実現した規制緩和第1号ホテルで、歴史文化資源豊富な斑鳩の里の景観に配慮した建物となっています。設計施工は積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区)が担当しました。
■奈良の課題:日帰りの通過点から滞在回遊型へ
奈良県はこれまで、歴史観光地として知名度抜群で年間1,000万人以上の来訪者がありながら、宿泊施設の絶対数が少なく、とくにインバウンドの9割が日帰りの通過点となっていることが課題となっています。
今回、世界遺産法隆寺の参道にユニークな和文化体験型の門前宿が誕生することによって、奈良・斑鳩・法隆寺観光が滞在回遊型に変化していく契機となることが期待されています。9月3日に開催された完成披露のレセプション内覧会には、奈良県知事や斑鳩町長なども列席、門前宿の誕生に寄せられる期待の高さがうかがわれます。
■和みの和空間で和文化体験
和みの和空間を提供する門前宿「和空 法隆寺」の館内には、畳敷きにローベッドを配した和モダンな寛ぎの客室を中心に、茶道・華道・書道・香道など各種「和カルチャー・いろはのい体験」ができる100畳の大広間、奈良の地酒を味わいながら日本の歴史や文化、仏像トークが楽しめる法隆寺Gallery BAR(ギャラリー・バー)、日本の風呂文化のルーツでもある寺湯の流れを汲む貸し切り可能な門前風呂などがあります。そのほか門前宿に宿泊することで初めて感じることのできる法隆寺の夜や朝の凜とした空気感も心ゆくまでお楽しみいただけます。
■全日本調理師協会名誉会長・神田川俊郎(北新地「神田川」店主)監修
お食事は、全日本調理師協会名誉会長で北新地「神田川」店主・神田川俊郎氏の監修により、夕食は大和牛や大和肉鶏、伝統大和野菜など地域の食材を活かした門前懐石料理や特別精進料理が中心。また朝食は、朝からすべて手作りの健康和食バイキング料理をご提供します。
■施設概要
【施設名称】 門前宿「和空 法隆寺」(もんぜんやど わくう ほうりゅうじ)
【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目5-32
【管理・運営】 株式会社和空プロジェクト
【設計・施工】 積水ハウス株式会社
【宿泊開始日】 2019年9月8日(日)
【構造】軽量鉄骨造、2階建、2棟(西方館・東方館)
【敷地面積】 4375.14㎡(西方館2318.70㎡・東方館2056.44㎡)
【延べ床面積】西方館 1436.48㎡・東方館 1498.49㎡、計2934.97㎡
【総客室・定員】 60室 / 141人
【共用施設】 大広間、門前風呂、ギャラリー、ラウンジなど
【宿泊料】 1泊2食付:18,500円(税別)〜
【公式ホームページ】 https://waqoo-horyuji.com/
■「参道活性プロジェクト」の目的
寺社の参道や門前のにぎわいを創出。地区内外の人の交流を生み出し、寺社振興・地域振興を推進してご縁を取り結びます。「ひとりでも多くの方に寺社へ足を運んでもらうために」を活動理念として掲げている一般社団法人全国寺社観光協会が監修・推進するプロジェクトで、その一環として株式会社和空プロジェクトは、門前宿や宿坊型ホテルを創設することによって参道活性化に貢献し、寺社振興を地域振興へとつなげ、地域を元気に、ニッポンを元気に、を目指しています。
■株式会社和空プロジェクト
一般社団法人全国寺社観光協会の監修のもと、寺社やその周辺地域で門前宿や宿坊などの宿泊施設の創設を推進し、滞在型コンテンツの開発や総合的なコンサルティングを展開。グローバルな視点で、日本の伝統寺社の魅力と付加価値を高め、国内外に広めることによって地域振興を図る事業に取り組んでいます。
ホームページ:http://waqoo-pj.jp/