南海電気鉄道は4月25日、AIの研究開発などを行うアプリズム(大阪市中央区)と連携し、なんばCITY(同)、なんばパークス(大阪市浪速区)内のカフェ7店舗を対象に混雑状況表示サービス「マタン」の実証実験を始めた。スマートフォンで混雑状況を3段階で確認できるようにする。6月30日まで。
マタンは、AIによる画像認識とAIエッジカメラを設置し、スマートフォンで混雑状況を確認できるアプリズム開発の混雑検知ソリューション「tsumiki」を使用。施設内の一部サイネージに貼られているQRコードを読み取ると、混雑状況のウェブサイトを閲覧できる。混雑状況は「空いています」「少し混雑しています」「混雑しています」の3段階で表示される。
実証実験後は、結果を基に、対象店舗の拡大や、定期券売り場など商業施設以外での活用を検討する予定。