国土交通省北海道運輸局は2月25〜27日、訪日旅行の誘致策の一環で、道内のスノーリゾートを売り込もうと、海外10カ国・地域の旅行会社やメディアの担当者を留寿都村に招いた。北海道スキープロモーション協議会や地元自治体と連携し、商談会やプログラム体験、周辺地域の視察ツアーを開催。外国語でのスキーレッスンや家族で楽しめるスノーアクティビティなどのメニューも紹介した。
「北海道スノー・トラベル・エキスポin留寿都」と題した事業。国のビジット・ジャパン地方連携事業を活用し、昨年の富良野での開催に続いて実施した。中国の13社をはじめ、台湾、韓国、香港、豪州、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ロシアの旅行会社、メディアを招請。合計で47人を招いた。
日本側は、プロモーション協議会に参加する13カ所のスノーリゾートをはじめ、宿泊施設、旅行会社などから84人が参加。海外のスキーヤーやスノーボーダーが憧れるパウダースノーのリゾート地をPRした。スキー初心者が多いアジアからの旅行者を想定し、インストラクターによる外国語でのレッスンを紹介。家族で楽しめる雪遊びやスノーモービルなども提案した。
商談会では、海外の旅行会社44社と道内の観光事業者32社が個別に商談を行った。商談会のほかにも、地元の特産品を使った食の体験会、世界的なプロスキーヤーの三浦雄一郎氏の講演会も行われた。
周辺地域の視察ツアーでは、ニセコ、札幌、定山渓、洞爺湖などを案内した。