国土交通省北海道運輸局は28日から7日間の日程で、インドネシアの旅行会社を招き、道央エリアを中心とした視察を実施する。個人旅行を念頭におき、人気がある冬季以外の来道を促進するのが目的。
同局によると、インドネシアからの訪日旅行形態は団体旅行が主流で、「ある程度慣れたリピーター層は、家族や友人同士で個人旅行を選択する傾向にある」(企画観光部)という。また、冬の北海道が人気だが、冬以外の時期の旅行商品はまだ少ないのが実情。
今回の視察では鉄道などを利用しながら人気のある花の風景や釣り体験など、団体旅行では体験しづらい観光魅力を紹介する。具体的には、旭山動物園、ラベンダーで有名な富良野のファーム富田、美瑛の青い池、小樽運河などを組み入れた。
招くのは訪日旅行に特化した旅行会社で、インドネシアにおける訪日旅行の取り扱いトップのJalan Tourと、訪日インセンティブの取り扱いが多く、レールパスや宿泊単品の販売も行っているJTB Indonesia。