石川県・和倉温泉の加賀屋は10日、台湾からの誘客を始めて今年が20年になるのを記念した式典を、台湾の東南旅行社などを招いて、台北市内のホテルで催した。
台湾のインセンティブの団体が1995年に加賀屋に宿泊し、日本文化が体験できて非常に良かったと好評だった。この評判を受け、加賀屋が呼び掛けて、東南旅行社の主催により翌96年から加賀屋に泊まる一般向けツアーがスタートした。
また、2004年から能登空港チャーター便を就航。このチャーター便が昨年5月に300便に達した記念も兼ねて今回の式典が行われた。
式典には東南旅行社の李清松総経理、中華航空の董國樑所長や、加賀屋の小田禎彦相談役、女将の真弓さん、與之彦社長ら約150人が出席。あいさつに立った禎彦相談役は「日本と台湾の友好をさらに深めるだけでなく、日本からも台湾を訪れる取り組みが必要だ」と相互交流の重要性を強調。東南旅行社の李総経理は「今後も台湾と日本の絆を深めていきたい」と話した。
記念式典に合わせて、JTB金沢支店の主催により、能登空港チャーター便を利用した台湾ツアーも10~13日の3泊4日で実施された。