大分県別府市八湯鉄輪温泉でまちづくりや散策に取り組むNPO法人鉄輪湯けむり倶楽部は、06年12月17日に同市ホテルの「風月ハモンド」で、希望する外国人留学生を対象にしたボランティアガイド育成の説明会を無料で開き、留学生12人が集まった。留学生のボランティアガイド育成は、国土交通省の観光ルネッサンス事業の一環で行なわれている。
同倶楽部は、多国籍の言語を使いながらまち歩きをするボランティアガイドの人材育成に取り組んでいる。毎週末には、鉄輪温泉を巡る「鉄輪ゆうぐれ散歩」を主催する。現在は、日本語のボランティアガイド8人と英語で案内する立命館アジア太平洋大学職員のデカント・ジョエルさんが活動している。今後、留学生のガイド希望者には研修費無料で、実際に鉄輪の散策を体験してもらい、現在ある英語と日本語のテキストを参考にして、オリジナルテキストを作成。留学生の要望に応じて、ガイドデビューしてもらう方針。