函館市はこのほど、観光客の誘致などに活用する新しいロゴマークを発表した。函館の「函」の字が、笑顔でウインクしているデザインで、ポスターに使用したり、ピンバッチや缶バッチを作製したりして、国内外への観光PRに使用する。
市では、函館のイメージが身近に感じられ、観光客を迎えるホスピタリティなど、函館の良さが伝わるようなデザインを公募。4月末からの1カ月半の募集期間に海外を含め753件の応募があった。大学のデザイン、美術の専門家や観光関係者などによる審査会で審査し、札幌市の広告・デザイン会社からの応募作品が選ばれた。
ロゴマークには、あえて名前は付けられておらず、工藤敏樹市長は「自由に愛称を付けて親しんでもらいたい。観光や物産など函館のPRに積極的に活用していきたい」と話し、広く民間企業や団体での利用を呼びかけている。
利用にあたっては、販売目的の商品や営利を目的とするものを除き、市の承認を受けると無料で使用できる。使用の手続きなどは、同市観光コンベンション部ブランド推進課TEL0138(21)3454まで。
ロゴマークを発表する函館市の工藤市長