帝国データバンクによると、今年上半期の全国企業倒産は5394件、負債総額は2兆5725億5400万円だった。前年同期に比べ、件数は16.6%増加、負債総額は8.3%減少した。
「中小・零細企業の倒産増加のほか、業種別では建設業、小売業、サービス業の増加が全体の倒産件数を押し上げる要因となっている」(帝国データバンク)。7業種の中で、小売業(前年同期比30.5%増)、サービス業(同28.4%増)、製造業(同21.7%増)の3業種で前年同期比20%を超える大幅増加となった。
倒産の主因別では、「販売不振」「業界不振」など「不況型倒産」が4120件で、前年同期を23.8%、前期を15.1%、それぞれ上回った。不況型倒産の構成比は76.4%で、前年同期を4.4ポイント、前期を0.7ポイント、それぞれ上回った。