NTTレゾナントが8日発表した人気の登山スポットランキングで夏の1位は「鳥海山」となった。
NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠木 健、以下NTTレゾナント)は、8月11日「山の日」に併せ、「gooウェブ検索」の検索ログを用いて、登山スポットとして人気の山を調査しました。「登山」と併せて検索された日本の山を、ランキング形式で紹介します。
1. 人気の山ランキング(調査期間:2018年6月1日~2019年5月31日)
人気の山ランキング1位は、「鳥海山」となりました。鳥海山は、山形県と秋田県の県境に位置する、標高2,236mの山です。東北では2番目の高さを誇り、別名「出羽富士」とも呼ばれています。寒暖差の激しさから四季の変化がはっきりしており、7月から8月に見頃を迎えるチョウカイアザミをはじめ、高山植物も豊富に自生しています。5合目にある鉾立展望台からは、日本海と鳥海山をまとめて楽しむことができるなど、見どころの多い山です。
人気の山ランキング2位には、「富士山」がランクイン。静岡県と山梨県にまたがる富士山は、標高3,776mと日本一の高さを誇る独立峰です。2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、世界文化遺産に登録されました。年間を通じて気象条件が厳しく、登山時期は7月から9月中旬のおよそ2か月間のみ。山頂には夏期のみ開設される郵便局があり、限定印を押した郵便を出すことができます。
人気の山ランキング3位は、「立山」でした。富山県にある立山は厳密には単独の山ではなく、雄山・大汝山・富士ノ折立の総称で、最高峰は3,015mの大汝山です。2位の富士山、7位の白山と並んで日本三霊山として称えられており、全国から多くの信仰者が集まります。また、2012年には、これまで日本で現存しないとされてきた氷河が確認されたことで話題になりました。
2.人気の山ランキング(季節別1位) (調査期間:2018年6月1日~2019年5月31日)
「登山」と併せて検索された山の検索数を季節ごとにランキング化したところ、春は「富士山」、夏に「鳥海山」、秋に「立山」が検索数トップとなり、年間の人気の山ランキングトップ3が出揃いました。一方、冬には、年間の検索数ランキングでトップ10入りを逃した「宝登山」が検索数トップとなりました。
宝登山は埼玉県にある山で、標高はわずか497mと、これまでランクインした山に比べて低めです。山頂にあるロウバイ園では12月から2月、梅百花園では2月・3月と、冬に見頃を迎える花が多いため、冬に人気の高い山となったと考えられます。