京都市の東映太秦映画村は11日、11月1日から全国東映系で公開される映画「まぼろしの邪馬台国」の公開記念イベントとして、主演の吉永小百合さんと竹中直人さん=写真=によるトークショーを開催。大勢のファンが詰めかけた。
2人は夫婦役で出演。全盲の郷土史研究家、宮崎康平さんが妻と一緒に九州各地を旅し、邪馬台国の場所を探すストーリー。九州の美しい大自然を舞台に、夫婦愛が描かれる。
竹中さんは「東映太秦映画村に吉永さんと来られてうれしい。撮影所はあこがれの場所だった」、吉永さんは「京都で映画が作られて100年。私が初めて映画に出させていただいたのは49年前。今度の映画はそのころの自分を思い出すような躍動感のある役です」と京都や公開される映画について話した。
イベントには、山田啓二・京都府知事も駆けつけ花束を贈呈した。映画村では、9月13日から11月30日まで「京都・日本映画100年特別記念イベント」を開催している。