日韓の観光関係者は11日、韓国・ソウル市内で日韓観光代表者意見交換会を行った。日本からは、自民党の二階俊博幹事長、観光庁の田村明比古長官など11人が出席し、韓国からは韓国文化体育観光部の羅棕珉(ナ・ジョンミン)長官職務代行、韓国観光公社の鄭昌洙(チョン・チャンス)社長など8人が出席した。日韓交流人口の拡大や大阪万博の協力について意見を交換した。
韓国側は「韓国は危険でなく、訪韓しても問題ない状態にある。日韓関係が観光を通じて近くなることを願っている」と韓国が安全であることを呼び掛けた。また、日韓の国民の友好を深めるため、修学旅行など青少年交流の活性化を訴えた。
日本側からは「青少年交流やスポーツに関する交流、地域間交流などを広げたい」と日韓交流を促進する考えを示した。
また、12年に韓国で開催された麗水(ヨス)万博を両国が協力したことに触れ、25年に開催を目指す大阪万博開催に向けて支持を訴えた。韓国側からは「政府レベルでも積極的な関心と支援をする」と約束した。
このほか、韓国側から、五輪を機会にプロジェクトを作り、相互交流を行う提案が行われた。