国土交通省がこのほど発表した今年4月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.4%減の4796億9154万円で2カ月連続前年割れした。このうち国内旅行は同0.5%減の2901億2938万円。海外旅行は同8.3%減の1824億9018万円。外国人旅行は同22.4%増の70億7197万円と好調だった。
国内旅行は6カ月ぶりの前年割れ。阪急交通社(前年比7.6%増)、クラブツーリズム(同5.0%増)、ジャルツアーズ(同5.2%増)などが好調。
海外旅行はゴールデンウイークの日並びの悪さや燃油サーチャージ切り上げの影響から低調で、前年超えは63社中14社にとどまった。
外国人旅行は、欧州と台湾からの訪日客の伸びが大きく、好調だった。
旅行商品ブランドの総取扱額は前年同月比6.6%減の1228億7840万円。このうち国内旅行は同0.5%増の714億7955万円、海外旅行は同15.1%減の510億854万円、外国人旅行は同2.5%増の3億9030万円。総取扱人数は同0.8%増の341万1683人。国内旅行は同2.0%増の308万8540人、海外旅行は同10.2%減の30万757人、外国人旅行は同3.7%減の2万2386人。