観光庁が7月27日に発表した4月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.6%増の4012億625万円だった。
内訳は国内旅行が2.4%増の2417億1405万円、海外旅行が2.1%減の1374億1084万円、外国人旅行が20.5%増の220億8135万円だった。
国内旅行は熊本地震の影響で九州方面は大幅に落ち込んだが、東北地方をはじめとしたその他の方面が比較的好調だった。外国人旅行は東アジア、ビザ要件の緩和があったベトナム、フィリピン、インドネシアなど東南アジアが好調。
取扱額の合計が前年同月を超えたのは49社中24社。国内旅行は48社中24社、海外旅行は48社中17社、外国人旅行は34社中18社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1.7%減の1115億1359万円。内訳は、国内旅行が0.1%減の715億1900万円、海外旅行が4.8%減の391億2451万円、外国人旅行が8.4%増の8億7009万円。募集型企画旅行の取扱人数は同4.8%減の280万6408人。内訳は国内旅行が5.3%減254万8396人、海外旅行が2.6%減の20万3371人、外国人旅行が10.8%増の5万4641人。
4月からグループ会社は総計の数値のみを公表する。