観光庁が12月17日に発表した10月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比5.8%増の6291億4280万円だった。
内訳は国内旅行が10.7%増の4222億2073万円、海外旅行が5.5%減の1895億7150万円、外国人旅行が39.3%増の173億5057万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は関西方面と北陸方面が引き続き好調。企業の団体旅行が多少回復傾向にある。海外旅行は依然、円安などで需要が落ち込んでいる。外国人旅行は東アジアとビザ要件の緩和があった東南アジアからが好調だ。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは49社中34社。国内旅行は46社中43社。海外旅行は48社中17社。外国人旅行は48社中41社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2.3%増の1539億7191万円。
内訳は国内旅行が13.0%増の922億8741万円、海外旅行が10.6%減の610億6918万円、外国人旅行が25.2%増の6億1531万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は、4.9%増の335万2453人。
内訳は国内旅行が6.4%増の303万4338人、海外旅行が11.2%減の28万2387人、外国人旅行が32.3%増の3万5728人だった。