観光庁が8月21日に発表した6月の主要旅行業49社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が4995億1969万円で前年同月比と同水準だった。
内訳は国内旅行が6.0%増の3258億6626万円、海外旅行が11.9%減の1620億1212万円、外国人旅行が38.6%増の116億4131万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は関西方面と北陸方面堅調に推移している。海外旅行は引き続き欧州方面の落ち込みが影響している。外国人旅行は、依然東アジアとビザ要件の緩和があった東南アジアからの訪日客が好調。
取扱の合計が前年同月を超えたのは49社中19社。国内旅行は46社中34社。海外旅行は48社中39社。外国人旅行は33社中23社。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同期比5.5%減の1153億6828万円。
内訳は国内旅行が3.5%増の678億8129万円、海外旅行が16.3%減の470億1513万円、外国人旅行が31.8%増の4億7186万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は、3.9%減の256万9645人。国内旅行が3.1%減の233万74人、海外旅行が15.7%減の21万824人、外国人旅行は49.7%増の2万8747人だった。